爪甲縦裂症で爪が割れる

爪甲縦裂症で爪が割れる

爪甲縦裂症。耳慣れない病名ですが、これは読んで字のごとし「爪が縦に割れる」状態をいいます。爪に縦線が入るのは老化現象として見られるもので、よくあることなのですが、爪甲縦裂症は爪が割れるところまでいってしまうのですね。

爪甲縦裂症の主な原因としては

爪の根元や皮膚の炎症
冷え性や貧血、肝障害、甲状腺機能障害などの病気
カルシウム、マグネシウム、亜鉛など栄養素の不足

といったことが挙げられます。

爪の周囲に炎症があると、細胞の再生に支障をきたし、健康な爪が生えてこなくなります。また病気や食生活の偏りから、爪の再生に必要な栄養が不足することもあるのですね。これらのことから爪は弱く、もろくなり、ちょっとしたことで割れるようになってしまう訳です。

また、マニキュアを落とすリムーバーの使い過ぎも、爪甲縦裂症の一因と言われています。リムーバーに含まれるアセトンが爪の油分・水分を奪ってしまう為、爪の乾燥が進んでよく割れるようになるのと言われています。マニキュア好きの方は爪の保湿に気を付けて、爪甲縦裂症の予防に活かしましょう。

さらに、見落としがちなのが化粧品や洗剤の影響です。角質除去成分入りの化粧品や、タンパク汚れをよく落とす洗剤には、タンパク質を分解する成分が入っていたりするのだそう。爪もケラチンというタンパク質で出来ていますので、これらの成分の影響を受けてしまうことは、十分考えられますね。

「健康だし栄養面に気を付けているし、リムーバーを使う機会もない。なのに爪が割れる!」という方は、一度お使いの化粧品や洗剤を見直してみると良いかもしれません。