多汗症で爪が割れる

多汗症で爪が割れる

多汗症という病気をご存知でしょうか?
読んで字のごとく、汗を多量にかいてしまう病気です。
手の平から通常より多く汗がでて、持っていた本が濡れてしまったり、
足の裏から大量に汗が出て、床が濡れてしまったり、何もしていないのに
汗がしたたれ落ちる、という事もあるようです。

この多汗症も、爪が割れる原因となります。
爪が割れる原因で、爪の乾燥はよく知られていますが、逆に水分含有量が
多すぎても、爪が割れる原因となりえます。爪の水分含有量が多いと、
薄く脆い爪になりやすいので、爪が割れたり二枚爪になりやすいのです。

多汗症が爪割れの原因の場合、爪の割れた場所の補修を行い、その後は
多汗症治療を行うようにしましょう。多汗症は、交感神経が過剰に反応
することが原因の場合がほとんどなので、心身療法がとられることが多い
ようです。

また、食生活では、味覚刺激により発汗を促してしまう香辛料など、
辛いものを控えるようにし、爪の健康のために、たんぱく質や、ミネラル、
ビタミンを採るようにしましょう。

交感神経の働きをおさえ、自律神経を整えるには、免疫療法である、
爪もみも有効です。

手足の薬指以外の、爪の生え際の両角を10秒ずつ刺激をする。
これを1日2回、毎日行ってください。多汗症の場合は、特に小指を20秒
刺激するようにしましょう。

体の異常は、思いもよらぬところにSOSを出したりします。
爪が割れる状態がしばらく続いたら、「たかが爪が割れるだけ」と考えず、
きちんと原因を探って対応するようにしましょう。